【マッチングアプリ・婚活パーティー・結婚相談所】それぞれのメリット・デメリットとは

婚活サービスには様々な種類があります。現在主流となっている婚活サービスは以下の3つ。

• マッチングアプリ
• 婚活パーティー
• 結婚相談所

それぞれについて、メリット・デメリットをまとめたいと思います。

マッチングアプリ

マッチングアプリとは、恋愛や結婚をしたい男女を繋ぎ、出会いと交流の場を提供するオンラインサービスになります。

恋人探しや恋愛することを目的とした「恋活アプリ」や、結婚相手を見つけることを目的とした「婚活アプリ」、その両方の目的をもった「恋活・婚活アプリ」など、その利用目的は幅広く、数多くのマッチングアプリサイトが存在します。

マッチングアプリの代表例としては

• Pairs（ペアーズ）
• with（ウィズ）
• Omiai（オミアイ）
• youbride（ユーブライド） 

等々。CMや広告で目にする機会も多く、婚活パーティーや結婚相談所と比べると比較的身近な婚活サービスといえるでしょう。

マッチングアプリのメリット

そんなマッチングアプリのメリットをみていきたいと思います。

気軽に始められる

マッチングアプリは何といっても、スマホひとつあれば気軽に始められるのがメリットのひとつ。

独身証明書のような役所から発行してもらう必要のある書類の提出に関しては不要な場合がほとんどで、運転免許証や健康保険証、マイナンバー等で本人確認が行われます。

また、アプリ上に載せるプロフィール写真もスマホで撮影された普段のプライベート写真から選んで載せればOK。

これらの理由から、やりたいなと思ったときにスマホひとつあればすぐに活動を始められるのがマッチングアプリです。

費用が安い

マッチングアプリは婚活パーティーや結婚相談所と違って費用があまりかからない点もうれしいポイント。

アプリによってはメッセージのやりとりやマッチングできる人数に制限がかかる場合もありますが、恋活・婚活アプリに関していえば女性はほとんどの場合無料で始められます。

有料オプションをつけたとしても月々1,000円～3,000円程度なので、とにかくお金をかけたくない！という人はマッチングアプリがおすすめです。

出会いの数が多い

また、マッチングアプリは気軽に始められることから、登録者数も非常に多くなっています。

例えば国内最大級のマッチングアプリサイト、ペアーズは、2022年4月時点で登録者数2,000万人を突破しており、この数は日々増加傾向にあります。

登録すれば検索システムを使ってたくさんの人に出会えることもマッチングアプリのメリットのひとつといえるでしょう。

コミュニケーション慣れしている男性が多い

マッチングアプリは婚活パーティーや結婚相談所と比べると、比較的フランクに話ができる人やコミュニケーション慣れしている男性が多い傾向にあります。

これはあくまで結婚を目的とした「婚活」をする人だけでなく、まずは恋人探しからといった「恋活」メインの人も多く登録しているため。

恋人が欲しい、恋愛を楽しみたい、と思っている男性は恋愛経験がそれなりにあり普段から女性と関わっている場合が多いため、マッチングした後も会話に困ることが少なく、デートの流れなどもスムーズにいく傾向にあります。

マッチングアプリのデメリット

それではそんなマッチングアプリのデメリットはどうでしょうか。

結婚ではなく恋人探しを目的として活動している人が多い

先ほどメリットで述べた「コミュニケーション慣れしている男性が多い」は裏を返すと恋愛を楽しみたい＝結婚まで考えている人は少ないともいえます。

マッチングアプリは結婚目的の婚活だけでなく、恋人探しの恋活を目的に登録している人も含まれるため、出会いの数は多くても「真剣に結婚を考えている人」と出会える可能性は低くなります。

もしもまだ結婚をそんなに急いでいなくて、いい人がいたらしたいな、くらいのスピード感で活動する人であれば問題ありませんが、なるべく早く結婚したい！無駄な時間は過ごしたくない！という人にとってはマッチングアプリは不向きといえるでしょう。

既婚者や業者が紛れている可能性がある

マッチングアプリは気軽に始められる分、独身証明書や収入証明書などの公的な書類審査がありません。そのため結婚相手や恋人探しを目的として純粋に活動している人だけでなく、既婚者や投資などの案件を持ちかけることを目的とした業者が紛れている可能性はゼロではありません。

私はそういう人の見極めがしっかりできるから大丈夫！いざとなったらきちんと断れるから大丈夫！と思っていても、既婚者はかなり巧妙に結婚していることを隠してきますし、業者に関してはこれまで何百人を相手にしてきた騙しのプロです。

どれだけ自分に騙されない自信があったとしても、なにかトラブルに巻き込まれる可能性がゼロではないこともマッチングアプリのデメリットといえるでしょう。

結婚までに時間がかかる傾向にある

マッチングアプリでは、結婚までのスケジュールや段取りのフォローなどは特になく、マッチングした個人個人に任されます。

例えば結婚相談所であればお見合い成立後できるだけ早い日程で1回目のお見合いが組まれ、その後の仮交際期間では1週間に1回は会いましょう、真剣交際に入ったら3ヶ月以内にプロポーズしましょう、といった結婚までのスケジュールがしっかり組まれています。

しかしマッチングアプリではマッチングした後にいつ・どこで会うのか、いつからお付き合いを始めるのか、といった段取りやスケジュールは当人同士に任されるため、出会いは多くマッチング自体はしやすいのですが、その後は職場での出会いや友達からの紹介と同じように進展していくことになります。

そのため早い段階からいつまでに結婚したいか？などの明確な話し合いはしづらいため、婚活パーティーや結婚相談所と比べると、出会いから結婚までにかかる日数はどうしても長引く傾向にあるといえるでしょう。

30代半ばを過ぎると真剣な出会いがぐっと減る

ここでいう真剣な出会いとは、結婚を見据えた出会いのこと。30代女性にとっては耳の痛い話になるのですが、真剣に結婚を考えている男性ほど、女性の年齢を重視します。婚活界においては、とびきり美人の35歳よりも、見た目が普通の25歳の方が圧倒的に人気です。

そのため、年齢が上がれば上がるほど、真剣に結婚したい男性とのマッチング数はどんどん減っていきます。マッチングする数自体に変わりはなくとも、真剣に結婚を考えている男性との出会いが減るのです。

遊び目的や恋愛重視の人とはなるべく出会いたくない！という30代女性にとっては、マッチングアプリはあまりおすすめできないサービスといえるでしょう。

マッチングアプリまとめ

婚活パーティー

婚活パーティーとは、お付き合いや結婚を見据えた出会いを求める男女が複数人参加し、その中でいいなと思う人を見つけてカップリングを目指すパーティーになります。

婚活パーティーを主催する企業は地元の自治体だったり、結婚相談所だったり、婚活パーティー主催会社だったりと様々です。

大手婚活パーティー主催会社の代表例としては

• シャンクレール
• PARTY☆PARTY
• ホワイトキー
• エクシオ

等々。パーティーと名のつくように、マッチングアプリや結婚相談所のような一対一での出会いではなく、一度に複数人と出会える特徴をもつ婚活サービスになります。

婚活パーティーのメリット

そんな婚活パーティーのメリットはこちら。

一度にたくさんの人と出会える

婚活パーティー最大のメリットが一度にたくさんの人と出会えること。

マッチングアプリや結婚相談所では常に一対一でのお見合いになりますが、婚活パーティーでは数人から数十人が集まってお見合いをするため、一度パーティーに出向けばたくさんの人と出会うことができます。

女性側にとってはお見合いに出向くための準備が一度で済ませられる点はありがたいですよね。

また、候補を絞って「男性の職業は医師・弁護士・士業関係に限る」「30代限定」「年収500万円以上の男性に限る」といったパーティーに参加することで、より条件を絞って複数人とお見合いすることが可能な点もメリットのひとつといえるでしょう。

女性は比較的費用が安い場合が多い

婚活パーティーではだいたい1回の参加でいくら、といった費用が発生しますが、パーティーを主催している会社の多くは男性と女性の費用割合に差をつけています。

男性側は多く払わなければいけないことが多いですが、女性側は比較的リーズナブルなお値段設定になっているため、1ヶ月に2～3回婚活パーティーに参加してもそれほど費用はかからないといえるでしょう。

パーティーの内容にもよりますが、女性は1,000円前後で参加できる価格帯が多くなっています。

自分都合の日時で参加できる

マッチングアプリや結婚相談所は一対一のお見合いになるため、自分の都合と相手の都合が一致してようやくお見合いの場所や日時を決めることができます。

さらにマッチングアプリの場合は出会うまでにある程度のやりとりが必要になり、お互いの空いている日程が合わず結局出会えないまま関係が終わってしまった、というパターンも。

しかし婚活パーティーはすでに場所や日時が決まっており自分の空いている日程を選んで参加するだけなので、相手の都合を気にせず自由に活動することが可能です。

真剣に結婚を考えている男性の参加が多い

婚活パーティーは職業制限や年収制限があるパーティーを除いて、独身証明書や年収証明書・在職証明書などの書類提出は必須ではありませんが、マッチングアプリと比べると真剣に結婚を見据えた婚活目的の人が多い印象です。

やはり男性側は安くはない費用がかかること、パーティーに申し込む際に都度プロフィールを入力する必要があるなど、マッチングアプリと比べると費用と手間がかかるため。

結婚への意識が高い人とたくさん出会いたい、という場合は婚活パーティーに参加してみるのもいいでしょう。

婚活パーティーのデメリット

それではデメリットはどうでしょうか。

短時間で自分の良さをアピールしなければいけない

婚活パーティーにもよりますが、パーティーの多くは複数人が同時にお見合いをする形になるため、一人ひとりと話す時間はどうしても短くなってしまいます。

マッチングアプリや結婚相談所は初顔合わせの時でもだいたい1時間前後は話をする時間があるため、第一印象はあまりいい印象ではなかった場合でも、その後の会話の内容やしぐさなどからちょっとずついいな、と思ってもらえる可能性があります。

しかし婚活パーティーでは初顔合わせでだいたい5分前後しか対面する時間が設けられないため、最初の5分でいいなと思ってもらえないと男性側から選んでもらえないことになります。

ある程度容姿に自信がある人や自分を売り込むコミュニケーション能力に長けているという人でないと、何回パーティーに参加しても苦戦してしまう可能性があります。

流れ作業になってしまい判断がしづらい

上記に述べた通り、ほとんどの婚活パーティーでは形式としては司会進行の人がいて、一対一で5分話したら男性が次のテーブルへ移動し、また5分たったら移動し、といった効率重視の流れ作業で行われることが多いです。

そのため男性側だけでなく、自分自身も短い時間で男性の良し悪しを判断しなければいけないため、全員と話し終わった後に誰がよかったのか、どういう印象を持ったかなどがわからなくなってしまい、最終的にいい人がいなかったとなってマッチングせずに帰るだけになってしまうパターンもあるようです。

同じ人と何度か会ってしまう可能性も

同じ会社が主催している婚活パーティーや、同じ地域で行われている自治体主催の婚活パーティーに続けて参加をしていると、以前別のパーティーで会った人とまた会ってしまった、というパターンがあります。

あの人以前も参加していたな～と思う程度の相手ならいいのですが、もし以前別のパーティーでマッチングしてその後ダメになってしまったパターンや、何かトラブルがあった時などの場合はかなり気まずい思いをすることになります。しかしマッチングアプリや結婚相談所と違ってパーティーの参加者はどうしても当日その場に行かないとわからないため、避けることは難しいといえるでしょう。

婚活パーティーまとめ

結婚相談所

結婚相談所とは、結婚を希望する男女の会員に出会いを提供し、お見合いの調整から成婚までのフォローを含めたサポートを提供するサービスになります。

大手結婚相談所の代表例としては

• ZWEI（ツヴァイ）
• パートナーエージェント
• IBJメンバーズ
• ゼクシィ縁結びエージェント

等々。また大手結婚相談所以外にも、IBJやBIU・JBUといった結婚相談所連盟に所属している、個人で開業・運営を行っている結婚相談所も全国に多数存在します。

結婚相談所のメリット

そんな結婚相談所のメリットはこちら。

確実に結婚したい人と出会える

結婚相談所の最大のメリットは確実に結婚したい人と出会えること。結婚相談所に在籍している会員は全員が「真剣に」結婚を考えている男女のみ。費用や手間を考えると恋活目的で活動している人は一人もいないと考えていいでしょう。

また、活動を始める前に本人確認はもちろんのこと、独身証明書や収入証明書などの各種書類の提出があり、相談所ごとにしっかりとした審査が行われます。そこで男性の場合だと正社員ではない・年収が低いなどの理由で入会をお断りされるケースもあります。そのため、実際に結婚相談所で活動している男女はすべて身元が確かな人ばかり。既婚者や業者や混じっているということもないため、安心・安全に確実に結婚したい人同士が出会うことができます。

希望の条件に合った人を探せる

結婚相談所では本人確認書類として身分証明書・学歴証明書・独身証明書・収入証明書などの各種書類提出が必須になります。

それらを元に年齢・職業・年収などに趣味や自己PR文を載せた会員プロフィールが作成され、検索用のデータベースに登録されます。

そのため「年収は600万円以上の人いい」といった場合や「最終学歴は大卒がいい」といった希望条件で検索をすることで、自分の希望と限りなく近い相手とお見合いをすることができるのです。

出会いから結婚までのスピードが早い

結婚相談所はほかの婚活サービスと比べて、お見合いから成婚までの日数が少ないことも特徴のひとつです。理由としては

• 最初から結婚を考えている同士なので、うまくいったときに話が早い
• 結婚相談所のシステムが半年以内に成婚できるようスケジューリングされている
• カウンセラーに相談したりアドバイスを受けることでスムーズに進む

といったことがあげられます。

これらの条件から、お見合いしてお互いいいなと思えた場合は、結婚までとんとん拍子に進むケースが多いです。

カウンセラーがつき日程調整や成婚までのサポートをしてくれる

結婚相談所に登録すると、ほとんどの場合仲人と呼ばれるカウンセラーが担当につきます。

カウンセラーは当人同士に代わって、お見合いの日程を調整したり、交際途中の相手の気持ちを確認してくれたり、お断りしたい場合はその旨連絡を入れてくれたりと、すべての会員が成婚まで効率よくかつストレスなく活動できるようサポートしてくれます。

そのためマッチングアプリでよくある、マッチングしたけどその後のやりとりがスムーズにいかなくて会うことができなかった、というパターンや、交際している男性にプロポーズしてほしいけど相手の気持ちがわからず結婚まで進めることができない、といったパターンに陥ることがありません。

結婚相談所では、初回のお見合いからプロポーズ＝成婚まで徹底的にサポートしてくれるので、効率よく活動することができますよ。

結婚相談所のデメリット

それではデメリットの面はどうでしょうか。

費用が高い

まず一番にあげられるのが費用面です。

結婚相談所は身元が確かな会員のみが在籍している、カウンセラーの対応がつく、など少しでも多くの男女が結婚できるよう様々なサービスを行っています。そのためどうしても活動するにあたっての費用はかかってしまうといえるでしょう。

ただし、例えばオンライン結婚相談所スマリッジなど、最近では上記のサービスをある程度残した上で低価格をおしている結婚相談所もありますし、IBJに加盟している結婚相談所の中にも比較的リーズナブルに活動できる相談所もたくさんあります。

マッチングアプリや婚活パーティーと比べると費用が高いといったイメージがありますが、費用面だけで結婚相談所をなしにするのはもったいないかなと思うので、一度探してみるのもいいかもしれません。

書類の提出など手間がかかる

結婚相談所は始める前に様々な準備や手続きが必要です。その中に書類の提出が多いこと、プロフィール写真や自己PR文を用意しないといけないことがあげられます。

結婚相談所ではすべての会員が安心・安全に活動できるために、本人確認書類や独身証明書、収入証明書といった書類の提出が義務付けられています。これらの提出が義務付けられているおかげで会員は安心して利用することができるのですが、いざ始めようとなったときに少し手間がかかることは否めません。

また、プロフィール写真もプライベートで撮った写真ではなくスタジオでプロの人に撮ってもらった写真を載せている人がほとんどです。そのためプロフィール写真を撮りに行く、といった準備も手間に含まれるでしょう。

女性慣れしている男性が少ない

結婚相談所に在籍している男性はいい意味で真面目な人がほとんど。これまで女性経験がなかったり、あまり女性と絡む機会が少なかった男性の在籍率は高いように思えます。マッチングアプリと比べると、コミュニケーション慣れしていない男性は多いです。

ただし、その分真剣に結婚を考えている男性ばかりで、お見合いをしてみたら意外と話しやすかったな、といった印象を受けることもあります。コミュニケーション慣れしている、いわゆる女性を持ち上げてちやほやしてくれる男性と出会うことが目的ではなく、自分に合った結婚したいなと思える男性と出会うことが目的なので、自分がどこまで受容できるかを考えて始めてみるのがいいでしょう。

もちろん女性慣れしていない男性ばかりではなく、男性側でも「出会いがない」といった理由で登録しているコミュニケーション慣れしている男性も在籍していますよ。

結婚相談所まとめ

まとめ

いかがでしたか？このように同じ婚活サービスでもマッチングアプリ、婚活パーティー、結婚相談所とそれぞれにメリット・デメリットが存在します。

まとめると、

• 20代～30代前半で結婚をそんなに急いでおらず、恋愛を楽しみたいという人はマッチングアプリ
• 自分のスケジュールで自由に活動し、かつ一度に大勢の人と出会いたい人は婚活パーティー
• 真剣に結婚を考えている人のみと出会い、効率よく活動し最短での成婚を目指したい人は結婚相談所

を使って活動することをおすすめします。