お見合いの時に手土産って渡した方がいいの?手土産を渡すことで相手の返事が変わることはある?
結婚相談所でお見合いをしていると、手土産に対してそんな疑問を持ったことはありませんか?
今回はそんな『手土産』について、なぜ手土産を渡すのか?そもそも必要なのか?を半年で30人以上とお見合いをした私のリアルな経験談も含めてお話しします。
お見合いにおける手土産とは
なぜ手土産を渡すのか
結婚相談所で活動していると、お見合いの際に手土産を用意している人に出会うことがあります。
お見合いが始まって自己紹介をした後や、お見合いが終わり帰るタイミングを見計らって「良ければどうぞ」と差し出されることが多いです。
手土産を用意する人たちは、なぜ手土産をお見合い相手に渡すのでしょうか?
その理由は様々ですが、多くはこのような理由があげられます。
自分の好感度をアピールし、仮交際に繋げたいから
1時間のお見合いの中で、相手のことを特別いいなともちょっと違うなとも思わずお見合いが終わってしまい、その後仮交際に進むかどうかを迷うパターンはけっこう多いです。
そうなった時のために手土産を渡すことで、相手に気遣いができる人だなと思ってもらい好感度をアップさせると同時に、『わざわざ手土産を用意してくれたから』という理由が後押しして仮交際希望を出してくれたら、と考えて手土産を用意するパターンです。
このように、仮交際希望を出してもらい次に繋がる確率を少しでもあげたいといった理由から毎回手土産を用意している人は多いと思われます。
手土産をもらった側としては、わざわざお見合いの前に用意してくれたというその行為を好意的に感じることはあれど、それによって相手の印象がマイナスに働くことはあまりありません。
そのためお見合いでの好感度をあげたい、少しでも多くの人と仮交際に繋げたいと思っている人がそのために行うひとつの手段として、手土産を渡す場合があります。
お見合いの『お礼』として渡している
先ほどの理由はどちらかというと「見返り」を求めた結果の行動になりますが、純粋にお見合いに対するお礼として手土産を用意している人もいます。
仮交際に繋がる繋がらないはあまり関係がなく、例えばお相手が遠方から出向いてくれた、こちらの希望の日時で日程を組んでくれた、などの理由からありがとうの意味を込めて手土産を渡す場合です。
多くの結婚相談所のお見合いでは初回のお茶代は男性側が負担することになっているため、女性側が「ご馳走してくれてありがとうございます」というお礼を込めて手土産を用意するといったパターンもあります。
お見合い中の会話のきっかけづくりのため
お見合いが始まった最初の方のタイミングで手土産を渡すときは、お見合い中の会話のきっかけづくりを理由に手土産を手渡す場合が多いです。
その手土産を選んだ理由や、地元の名産品であればそこから地元の話に繋げるなど、手土産を渡すことで話題作りができお見合い中の会話を広げることができます。
そのため、お見合いの導入時に何を話したらいいか毎回困ってしまうという人が手土産を持参するといったパターンもあるようです。
手土産とはどんなもの
結婚相談所における手土産にこれといった決まりはありませんが、一般的には日持ちするお菓子を選ぶ人が多いようです。
予算は500円~1,000円前後で、かつ渡した後に相手の荷物にならないよう、大きさは小ぶりのものがおすすめです。
ハロウィンやクリスマスといったイベントに合わせて包装されたお菓子だったり、プロフィールにちなんで相手の好きなものを選んだりするとより好感度アップに繋がる可能性があります。
バレンタインの時期にチョコレートをくれた男性がいてかなり好印象でした!
ちなみにNGな手土産は形として残るもの。特にアクセサリーやハンカチなどの身に着けるものはその日初めて会った相手に対して渡すものとしてはかなり重たく感じます。
手土産は無難に消えものを選ぶようにしましょう。
私の手土産経験談
それでは肝心の手土産は渡すべきか?渡さないべきか?に関してですが、私は半年間お見合いを続けた中で途中から手土産をどうしようか悩みだし、後半はこの手土産をどうするか問題にはっきりとした結論が出たので、その結論に至ったきっかけとその理由を書いていきたいと思います。
手土産を意識するようになったきっかけ
まだ活動し始めのお見合い初心者の頃は、手土産の手の字も知らないままお見合いに臨んでいました。
お見合い場所に行って、1時間お茶をし、解散して仮交際に進むかどうかを判断する。男性へアピールするポイントや好感度アップなどは一切考えておらず、強いて言えば毎回お茶代をご馳走してもらった際に相手の顔を見て笑顔ではっきりと「ありがとうございました!」と「ご馳走様です!」をきちんと伝えることを意識していたくらいでした。
ある程度回数を重ねお見合いに慣れてきたころ、私から申し込んでお見合いが成立した男性とお見合いをすることに。
その男性とは1時間のお見合いの中で、終盤には無しかな~の判断が自分の中でありました。悪い人ではないけど、話し方が気になる時があるし、なんだか合わない気がして結婚相手としてのイメージは持てないなぁと。
ただ最後に席を立つ前に「良かったらこれ、うちの地元の名産品なんですが」と茶葉を手土産に渡してくれたのです。
確かにその男性の地元は茶葉の栽培が有名なことを私も知っていましたし、ブランドと大きさから1,000円以上はするものだろうなと思いました。
私から申し込んだお見合いにも関わらず、私の家に近いホテルまで来てくれて、お茶代をご馳走してくれ、さらに手土産まで用意してくれた。単純な私はこの男性への好感度が急激にアップし、さっきまで完全に無し判定をしていたのに解散してからの帰り道では仮交際に進むかどうか迷ってしまったくらいです。
ただ、やっぱりお見合い中に気になった点を思い出しモヤモヤした気持ちが拭えなかったので、結局仮交際はお断りでカウンセラーに送信したのですが、モヤモヤがなく仮交際に進むかどうかの気持ちがお見合い終了時点で五分五分だった場合は、手土産効果により仮交際希望を出していた可能性もあるなぁと思った出来事でした。
私の中の手土産の位置づけ
その日以来お見合いにおける『手土産』という存在を知った私は、同じようにネットで「お見合い 手土産 必要」と検索し今後どうしていこうか迷っていました。
手土産を渡すべきか?渡さないべきか?
どちらかでいえば渡した方がいいのはわかるけど、毎回用意するのも大変だし、そもそも本当に必要なのか?をグルグルと考える日々が続きました。
その間は、プロフィールの段階で期待値の高い男性にのみ渡したり、初回お見合いの時ではなく仮交際に入った最初のデートで渡したり、いろいろ試しながら自分にとってしっくりくるお見合いにおける手土産の位置づけを探っていました。そしてそんな自分自身の経験から、最終的に手土産を渡す渡さないのある判断基準を決めることで、それ以降は手土産に対して悩むことがなくなりました。
私が決めた手土産を渡す判断基準。それはこちらから申し込みをして成立したお見合いか否かです。
その結論に至った理由
実際に自分が手土産をもらう側になったときに、相手への好感度が少なからず上がることは経験済みでした。
ですが私は最初に手土産を用意してくれた男性に対して「わざわざ地元の名産品を用意してくれて、気遣いのできる人なんだな」と好印象を持ちはしたものの、結局仮交際はお断りしています。
確かに本当に五分五分で迷っている人にとっては仮交際に進む可能性が1ミリでも上がるかもしれませんが、それはかなり少数派で、やはり多くはお見合い中に話した内容やフィーリングが仮交際に進む判断基準になるだろうと思いました。
そう考えると、自分の好感度をあげて仮交際に進むためのツールとして用意するのではなく、あくまでお礼として用意した方が自分にとって手土産の存在がしっくりくるなと思ったからです。
私が当時所属していたIBJのお見合いでは初回のお茶代は男性が出すルールになっていたので、
私から申し込んだお見合いに対して時間を割いてくれてありがとうございます。ルール上お茶代は払えないので、せめてものお礼に受け取ってください
という気持ちで手土産を用意するようになりました。
そして手土産の内容も毎回同じお菓子ではなく、その男性のプロフィールを見て選びました。
- コーヒーを飲む男性にはドリップコーヒーを
- 仕事が忙しそうな男性には蒸気でホットアイマスクを
- 甘いものが好きな男性にはデパ地下のちょっといいお菓子を
といった具合にです。多少自己満足も入っていますが、あくまで感謝の気持ちを込めての手土産だったので、相手の男性のプロフィールを見て何にしようかなと悩むのもそれはそれで楽しい時間だったかなと思います。
ちなみに私が申し受けをしたお見合いでもお茶代をご馳走してもらうことには変わりないのですが、そこの線引きをした理由は単純にすべてのお見合いに手土産を用意するのはちょっと大変だなと思ったからです。
あとは全員に渡すとなると形式ばった感じになってしまいとりあえず渡しておけばいいか、となりそうだったので、私の場合は自分から申し込んだ男性のみに手土産を渡すようにしていました。
嬉しかった手土産エピソード
実際に手土産を渡すようになると、大半は「ありがとうございます」と受け取ってもらいそのままということが多いのですが、中には手土産に対してちょっとした気遣いを見せてくれた男性もいました。そんな私の実体験である嬉しかった手土産エピソードを2つ紹介します。
仮交際の初回デートでお返しをくれた
こちらから申し込みをしたのでいつも通り手土産を用意し、仮交際希望を出した男性がいました。
無事仮交際が成立した最初のデートの時のこと。最初ということでショッピングモールのレストランでランチをしたのですが、帰るタイミングになって「この後少し時間ありますか?」と聞かれました。
なんだろう?と思いながら「はい、少しなら大丈夫です」と答えたら、そのままデパ地下の洋菓子コーナーに歩いていき、
「前回のお見合いでお菓子をいただいたので、お礼がしたくて。この中のどれでも好きなもの選んでください」
とその場でお菓子を買って渡してくれたのです。
確かにお菓子の中でも特にこれが好き!という好みがある人もいるよなぁと思い、その気遣いが嬉しかった出来事でした。
誕生日プレゼントと称した手土産を用意してくれた
IBJのプロフィール画面には詳細な誕生日は載っていないのですが『誕生日:〇月』といった形で誕生月だけわかるようになっています。
そのため私の誕生月が近いときにお見合いをした相手の男性から
「プロフィールを見たら誕生日が近いようだったので、良かったらどうぞ」
と高級そうなお菓子をもらったことがありました。
まだ仮交際に進むかどうかわからない段階から誕生月をチェックしてプレゼントを用意してくれたんだな、と嬉しい気持ちになったのを覚えています。
お見合いに手土産は必要か?の結論
それでは、そもそもの疑問であるお見合いに手土産は必要か?に対する最終的な結論ですが、それがこちらになります。
以上になります。手土産はあくまでオマケ的な要素でお見合いの良し悪しを左右するものではありません。
あれこれ余計なことは考えずに、自分があげたいな、と思った相手に用意してあげるのが一番だと思います。